声の抑揚と「さしすせそ」の生成

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声の抑揚と「さしすせそ」の生成


フォルマントの合成による「あいうえお」の合成音は、ロボットっぽかったですよね(以下にも同じものを掲載)。

- フォルマントによる「あいうえお」の生成 -



  • 右上の「あいうえお」のボタンを押すと、それに似たような音が出ます。再度クリックすると音が止まります。
  • その下の「Demo」のボタンを押すと、約10秒間、喋ります^^;。
  • フェーダーを上げ下げすることによって、特定周波数の音を大きく出来ます。
  • 右下の「消」ボタンで、全ての音が消え、全体のボリューム以外のフェーダーが0になります。
  • 右端のフェーダーは、全体のボリュームです。




これは、抑揚がないからですよね。これに抑揚をつけるとどうなるか…^^。こちらに作ってみました。

- 「あいうえお」に抑揚をつけた音 -



  • 上の「あいうえお」のボタンを押すと、それに似たような音が出ます。
  • 各ボタンの下に記されている矢印が抑揚の上がり、下がりを示しています。
  • 右の「Demo」のボタンを押すと、約10秒間、喋ります^^;。
  • フェーダーを上げ下げすることによって、特定の音の音量を調節出来ます。
  • 「消」ボタンで、全ての音が消え、全体のボリューム以外のフェーダーが0になります。
  • 右端のフェーダーは、全体のボリュームです。




これは、フォルマントの位置を変えず、音源の周波数を、次第に上げたり、下げたりしています。人は、何か疑問に思った時に「え〜?」とか、驚きがあった時に「お〜!」って声を出したりしまよね。それは、息の量や声門などを使って声の上げ下げを行っていると思うのですが、それを真似たつもりです^^;。機械的に上げ下げしているので、変に聞こえますが、やや似てきましたよね(?!^^;)

右上の「Demo」ボタンを押すと連続して音が数秒間鳴ります。「あいうえお」のボタンがそれぞれ2つありますが、左側のボタンが、次第に上げた音で、右は、下げたものです。何かの感情を感じますよね(?)^^;

ところで、「か」行以降(「ん」を除く)は、子音に「あいうえお」の母音が、くっついたものですよね(ローマ字で「ka」は「子音k」+「母音a」ですよね)。子音は、舌や唇の形を変えることで、息の出方を調節して作ってたりしますが、音的にみると、子音がほんのわずか聴こえて、次に母音が聞こえてきます。瞬間的に舌や唇の形を変化させているのですね。

例えば「さ」行の音は、「しゅー」って感じのノイズ音が、フェードインした後に母音に変わっていきます。こんなのも作ってみました。



- 「さしすせそ」の生成 -



  • 上の「さしすせそ」のボタンを押すと「似たような^^;」音が繰り返し鳴ります。再度クリックすると音が止まります。
  • 右の「Demo」のボタンを押すと、約10秒間、喋ります^^;。
  • ノイズと母音の組み合わせで作っています。各フェーダーで特定の音の音量を調整出来ます。
  • 右端のフェーダーは、全体のボリュームです。
  • 右下の「消」ボタンで、全ての音が消え、全体のボリューム以外のフェーダーが0になります。




子音には、ホワイト・ノイズを加工したものを使っています。これを鳴らした後に、フォルマント合成した「あいうえお」音を出しています。右上の「Demo」ボタンを押すと連続して音が数秒間鳴ります。声的には、ちょっと無理がありますが…^^;。こんな感じで、他の多くの子音が、何らかの音と母音が加わって出来てたりします。

それにしても「声」は、奥が深い音ですね。そして、人間は声を、様々な器官を駆使してうまい具合に作りだしているんですね。ここで紹介した声っぽい音は、シンセサイザーの基本的な機能だけで作ったのですが、もっと音に物理的な変化を与えるような機能があると、もっとリアルに作り出せるのかな?。そういえば、そういうシンセがありましたね^^;




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