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ステレオ・メーター
以前の「リサージュ図形と純正律」では、「二つの音の比が簡単な整数だと、その図形に規則性みたいなのが現れる」ということでした。ところで、CDなどで聴く音楽も、右チャンネルと左チャンネルの二つの音…すなわち「ステレオ」で録音されてたりしますよね。ということは、リサージュ図形を表示するものに、この右チャンネルと左チャンネルの二つの音を描画させてみたらどうなるんでしょうね?^^;。って、そういうのは、フェーズ(位相)メーターとか、ステレオ・メータという名前で存在してたりします。こんな感じです。
- ステレオ・メータ -
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- 左の上図は、1:4の周波数比の時のステレオ・メータの表示です。
- 右の上図は、音楽のステレオ・メータの表示です。
- 下図は、各ステレオ・・メータに対応した。音の波形です(上の波形がL、下の波形がRです)。
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左の図が、1Hzと4Hzのサイン波を、それぞれ右と左のチャンネルで鳴らした時の図形です(1:4の比の時の図形ですね^^;)。右の図が、CDなどの音楽の時の図形です。両チャンネルで、いろんな音が鳴っているので、複雑に線が描画されてます。それぞれの下にある音の波形の振幅(上がり下がり)をフェーズ・メーターで表示しているといった感じになっています。
ところで、音楽を聴く時に、そういうのは必要ないですが^^;、音楽のスタジオなんかで、録音が出来るところは、そういうのがあったりするみたいですね^^;。音が、右か左のどの辺で鳴っているのかってのが分かったり、(難しい話ですが^^;)左右の音のフェーズ(位相)のズレなんかが分かったりします。音楽って、色んな音、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、歌…等など入ってたりしますが、全部真ん中で鳴らすのではなく、左右に音を振り分けたり、真ん中に置いたりして、立体感を出してたりするんですよね^^;(そんなことしなくても聴けたらいいってのもあったりですが…^^;)
音を一箇所にまとめて置くと、音同士がぶつかって消えてしまったりするので、一番表現したい部分とか、一番聴かせたいフレーズが、ちゃんと聴こえる様に音の配置をしたりします。しかし、そうやって左右に配置していくと、どちらかに偏ってしまったり(あまりそういうことはないかな^^;)、耳で聞いている分には、そんなに違和感がないけど、ステレオ・メーター等で見ると偏ってたり…ということがあります。左右で音のフェーズ(位相)が逆になっていると、モノラルにした時に、部分的に極端な音量変化が起こったりして、音が消えたりという現象が起こるようですよ。うーん、まとまり悪し^^;
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