波形に変化を与える(クリップ)

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波形に変化を与える(クリップ)


シンセサイザの変調ということで、FM、AM、RM、PWM等出てきましたが、変調ってのは他にも色々あるんでしょうね。後、シンセサイザでは、クロス・モジュレーション(XM変調と書くようですが)というのもあるそうですね。FM変調の一種だそうですね。音的には、PWMで、周期を高速に変化させている時の音にも似ているみたいですが…^^;。こういった変調をすると、サイン波等、1つの周波数の音しか持ってないものでも、部分音や倍音が色々と発生して、音を変えていくことが出来るんですね。モジュレータによって、キャリアの波形に変化を与えると、その分だけ、音が発生するということなんですね。

FM音源搭載シンセサイザ

ところで、波形に変化を与えると、新たな音を加えることが出来るということなんですけど、「波形に変化を与える」ということで思いつくのは、クリップ(clip)というエフェクトだったりします^^;。これは、エフェクトというか、モジュールというか、回路というか、単なる一機能というか…^^;(クリップだけをしてくれるエフェクタ製品って多分ないと思ったりします^^;)。まあ、そういったものなんですけど^^;、普通「クリップ」といえば、書類などを留めるものってイメージですよね。そういう意味もありますが、ここでいう「クリップ」は、「制限する」とか「抑える」とかいった意味で、そう名づけられたんだと思ったりします(多分^^;)。クリップは、ある値以上の音量にならないような機能を持っているんです。

例えば、クリップで、ある値として「5」を指定したときに、「6」とか「10」とか、「5」以上の値が入ってきた時、その値を「クリップ」して、指定値の「5」にしてくれます。一方で、「2」とか「4」とかの「5」以下の値の場合は、「クリップ」せず、値はそのままにして通します。実際のクリップでは、プラスとマイナスの値を持つ、音の信号を扱うので、プラス側とマイナス側で2つの値(上限値、下限値)を指定したりします。図にすると、こんな感じです。



- クリップによる波形の変化 -


  • サイン波をクリップ・モジュールに通し、その出力波形を表示しています。
  • クリップの上限値、下限値の指定をそれぞれ、5、-5としています。
  • サイン波の振幅を10としています
  • クリップ処理後、サイン波の波形の5以上の振幅が5になり、-5以下の振幅が-5になっています。




この図ではクリップの上限値を「5」、下限値を「-5」としています。サイン波をクリップに入れています(どんな波形でも上限値を、下限値で、クリップ処理されます^^;)。サイン波の「5」以上の所は「5」となり、「-5」以下の所は、「-5」となっています。って、機能の説明になっちゃいましたけども^^;、クリップすると新たな音が発生するんです^^;




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