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日本古来の音階と安里屋ユンタ
前回「日本古来の音階とピアノの鍵盤」では、日本古来の音階とピアノの鍵盤ということで、テトラコルドとしてみると、2つ出てきて、その鍵盤の配置が同じになるということでした^^;。そこでは、日本古来の音階として、律、琉球、民謡、都節の4つの音階を示したのですけど、以前紹介したように、他にも、陽、陰、呂音階等もあったりしますね(田舎音階というのもあったり…^^;)。律音階と陽音階、都節音階と陰音階がほぼ同じという話だし、呂音階は廃れてしまったという話もあったりするので、その4つの音階で網羅出来ているのかもですね。
ところで、日本古来の音楽っても色々とあったりするだろうし、色々とアレンジも施されたりして、分類した音階に当てはまらないのもあったりするんでしょうね。その辺はシロートにはよく分からないところなんですが…^^;。昔からある曲でも日本古来の音階にない音で作られている場合もあったりします。勿論、私の聴くようなものは、極めて現在に近い時代の録音物なので、12音階を踏まえて現代風のアレンジになってることもあるのかなとも思ったりしますが…。でもまあ表現したいのは音階じゃないし、音階にこだわらなくてもいいかと思いますけどね^^;。また今頃の曲でも臨時的に♭や♯を使うのは特別なことではないですよね。
実際、音階にこだわらなくても、その地方の言葉や、楽器を使ってたりすると、その地方の雰囲気が出たりしますね。例えば、沖縄民謡で昔からあって全国的に知られている歌の一つに「安里屋ユンタ」というのがあるんですけど、これは琉球音階ではなく、ヨナ抜き音階なんです^^;。でも「さ〜ユイユイ」という掛け声?のところや、歌の終わりの方で「マタハーリヌチンダラカヌシャマヨ」(これは沖縄の言葉なんでしょうね^^;)という歌詞が出てきたり、三線(さんしん)の伴奏だと何だか沖縄っぽく聴こえてしまいます。
実は、この歌を調べてみると「新安里屋ユンタ」というタイトルで紹介されてたりします。なんでかというと、別に「安里屋ユンタ」が2種類ほどあるそうですね。それらを聴いた事が無いので、それらが琉球音階で作られているのか、ちょっと分らないですけども、その歌の歴史は、200年ほどもあるそうなので、恐らく琉球音階を使って作られているんでしょうね。因みに「新安里屋ユンタ」は、昭和の初めに録音され、全国に広まったというものだそうですね。楽器や歌詞でもその地方を感じさせたりするのですね^^;
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