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音の歪み
「空気振動とデジタル信号」〜「ナイキスト周波数を境にサンプリング波形が同じ形に」で、デジタルとか、サンプリングとかいう話の、基本のそのまた基本という感じで進んでいましたが、関連する事柄は、まだまだあって、とっても奥が深いですね^^;。まあ、普通、音楽を聴くにしても、作るにしても、デジタルやアナログ、また、サンプリングだとか、意識することないですね^^;。デジタル楽器の出てきた頃は、デジタル・ディレイとか、デジタル・キーボードとか「デジタル」を銘打ってたものが多かったかな?と思いますが、最近、そういうのは、あんまり見かけない感じがするのですけど、さてはてどうなんでしょう?^^;。逆に「アナログ」とか「真空管」とか銘打ってるのを、見かけたりするんですが、気のせいかな…?^^;。楽器の広告で「アナログ・シンセサイザの音の太さを再現…」とか「真空管アンプのあの暖かみを…」なんて書いてあると、つい目がいったりします^^;
ところで、随分と昔に、真空管の入った、ちっこいアンプを購入したことがあって(今でも元気に動いてますが^^)、ギターを録音する時には使ってたりします。音量を上げずに使うと、音の変化は、ほとんどないのですけど、音を上げ、レベル・オーバー気味にして「歪み」の入った状態で使うと変わってきます。暖かみを感じるというか、マイルドな感じに歪んでくれます。単に歪ませただけでは、得られない音ですね。
さて、この「歪み」というのは、言葉的に「物理的な形の変化」という意味を持ってたりしますね。波形的にみると、音量を全体的に変化させたものではなく、波形の一部を変化させた状態なんですよね。よく、E・ギターのサウンドを表現する時には「歪み」という言葉が使われたりしますよね。「歪み」の英語訳の一つに「Distortion(ディストーション)」というのがありますが、この名前のエフェクタがあったりしますね。他にも、オーバー・ドライブとか、ファズというものがあったりしますね。
この、E・ギターの「歪み」の仕組みの多くは、音を大きくした後に、出すぎた音量を抑えるようにしたものだそうですね。こんな感じです。
- 歪み -
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- 音量をグラフのメモリで5にしたサイン波を、メモリ10にして、メモリ5でクリップしています。
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波形の滑らかな曲線の山、谷の部分が、横方向の直線になってますよね。これは、単に抑えただけですが、真空管のアンプ等では、その部分が直線にはならず、微妙に変化してます。その微妙な変化に暖かみを出す要因が含まれてたりするみたいですよ^^;
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