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声と管楽器
声を出すための器官は、管楽器の仕組みってに似ているなぁ〜って思ったりするんですが、どうでしょうか?^^;。声の場合、肺から出した空気が、声門で振動し、それが、気管や喉、口、鼻で変化して、外に出て行きますよね。管楽器の場合、唇を震わせたり、息を管に当てたり、息を吹き入れると振動するリードというものを使ったりして、空気を振動させてます。そして、管にあるピストンや穴で、空気の出方を変化させてますよね。なんだか似ている感じです^^;
時に、鼻をつまんだり、マスクをしながら話すと、声色が変わりますが、トランペットの先にふたをかぶせると、高音がミュートされたり、一部の周波数帯が強調されたりして、鼻が詰まったような、こもった音になりますよね。
よく、サックスとかフルートは「人間の声に近い」とか言われますが、先ほど書いたように、管楽器の仕組みが、人間の器官に似ているからなんでしょうね^^;。でも、弦楽器のバイオリンやチェロも「近い」と言われます^^;(チェロの音域は、声の音域とほぼ同じだとか)。低くよく響く声だとサックスが、高い叫び声はバイオリンが、出せそうですよね。人間の声色は、色々変化に富んでますもんね。因みに“雅楽”の管楽器「篳篥(ひちりき)」も人間の声を表現したものだそうですよ。少し鼻にかかったような高音域の音が、女性の「なにぬねの」系統の声にも似ていたり…^^;。昔は、鼻にかかる喋り方が風流だったのかも…(多分^^;)
ところで、話は変わりますが、赤ん坊は、母親の子守唄にすやすやと寝てしまったり、とがった声に泣いたりしますが、大人でも、声色から落ち着きを得たり、逆にそわそわしたりということがありますよね。声色の中に、いろんな情報(感情、ポリシー、自信、性別、経験等々)が入っているんですよね。説得力ってのも、話す内容以外に、声色から来たりしますよね。人は、微妙に声色を聞き分けたりします。
こういうことからして、人間の声に近い楽音だと、より人間的な感情を感じることが出来て、演奏に感情移入出来たりするのかもですね。楽器の歴史って長いですけど、今も残ってるのは、伝統以外に「他の音に埋もれない個性や協調性」「高音低音域のカバー」という理由があるのかもですけど、何か感情的に訴えるものがあったりして、人の心から消える事がなく今もあるのかもですね^^;まあ、でも一番感情を感じることが出来る楽音は、人間の歌声だと思いますが^^;
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