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声色という音色
楽器の音が、人間の声に準えられるように、人間も、楽器のような声を出せたりしますよね^^;。昔、歌、伴奏共に声で表現した音楽ってのがありましたね。ボビー・マクファーリンさんでしたか、の〜んびりとした曲が大ヒットしてましたね。かれこれ17年程前だそうですが^^;。一方で、ギタリストのエイドリアン・ブリューさんは、ゾウ等の動物の鳴き声を、ギターやエフェクターを駆使して出してましたね(懐かしい^^;)。彼がいるバンド「キング・クリムゾン」の「エレファント・トーク」という、かなり昔の曲で、ゾウが鳴いてました^^;
ところで、以前書いたように、楽器の音色の違いは、主に「倍音構成とエンベロープの違い」から来るということでした。人間の声の違いも、それらの要素に拠るんでしょうね。「声色」という言葉があるように、音色なんでしょうね。この声が作り出す音色は、非常に種類が多いと思ったりします。
例えば、人それぞれ、声色が異なってますが、それに加え、相手の年齢や性別、間柄、内容で、声色を使い分けて話すことがありますよね。声色で、喜怒哀楽が表せたりしますよね。相手の表情が見えない電話でも、その声でどういう感情で話をしているのかを、伺い知る事が出来たりしますよね。そして、意味も分からないような難しい言葉であっても、その声色でなんとなく、どういうものを意味しているのかってのも、想像できたりしますよね。
声色とは違いますが、言葉の「読み」も「音色」としてみることが出来たりします。「母音によるフォルマントの違い」(詳しくはフォルマントの合成による「あいうえお」)、というのがあるように、50音を組み合わせて出来ている言葉自体が、一つ一つ異なるフォルマントを持っているので、それぞれ「音色」を持っていると考えられますよね^^;
例えば、太鼓の音を言葉で表した「ドンドン」や「トントン」とかだと、前者の方が、大きい太鼓の音色って感じですよね。このように、言葉の「読み」の組み合わせが音色を作りだしているんですね。母音や、子音の濁音、破裂音等が作り出す、フォルマントの変化なんですね。
実際、文章だと、色んな言葉が並ぶので、複雑に音色が変わりますよね。声色が色んな事を表す事が出来るように、言葉の音色でも色々表現できるのかもですね^^;
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