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声の和音?
母音のフォルマントは、以前フォルマントの合成による「あいうえお」に書いたように、3箇所程、特定の周波数帯の音量が大きくなるものでしたが、その周波数帯の組み合わせによっては、和音になっているかもですよね。ドレミ一つ一つの音を出すと単音ですが、ドとレ、ドとミなど、2つ以上の音を同時に鳴らすと和音になります。ギターやピアノでいうとコードを弾いた状態ですよね。一般的に音楽で使われるコードは、メジャー・コード、マイナー・コードといったもので、3つの音の和音ですよね。因みに、メジャーやマイナーという言葉は、よく大リーグのレベル分け(?)で、使われたりしますよね。メジャー・リーグやマイナー・リーグと呼んだりしますよね。音楽の場合は、長い、短いという感じで使っています。
例えば、「ド-ミ-ソ」という音の組み合わせだと「Cコード」や「Cメジャー・コード」と言ったりします。このCメジャー・コードの「ミ」の音が半音下がった「ド-ミ♭-ソ」(「♭」はフラットと読みます^^;)、という音の組み合わせだと「Cマイナー」や「Cマイナー・コード」と言ったりします。「ド」と基準とした時に「ミ」や「ミ♭」の距離が「長い・短い」なんでしょうかね?^^;。周波数的に見ると「メジャー・マイナー」の違いというのは、261.6Hzの「ド」からすると「ミ」は、329.6Hzで「ミ♭」は、311.1Hzと、僅か20Hz弱程しか差がないのです^^;(高音域に行くに従って、差は広がりますが…)。
しかし、そんな僅かな周波数の差ですが、この2つのコードを聞き比べると「長い・短い」という感覚は、起こらないですが「明るい・暗い」という感覚は、沸き起こってきたりします…よね???^^;。こんな感じです。
- メジャー・コードとマイナー・コードの音の違い -
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- 「Cメジャー」のボタンを押すとCメジャー・コードの和音(ド−ミ−ソ)が5秒程、鳴ります。
- 「Cマイナー」のボタンを押すとCマイナー・コードの和音(ド−ミ♭−ソ)が5秒程、鳴ります。
- 音が鳴っている際に、これらのボタンを再度押すと、音が止まります。
- 音色はサイン波です。ドの音は、261.6Hzです。
- 右端のフェーダーは、全体のボリュームです。
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メジャー・コードだけで作った音楽は、とっても明るく、逆にマイナー・コードばっかりだと暗いです。また音楽の中で、この2つのコードを取り違えて演奏したりすると、とても変に聞こえます^^;
話をフォルマントに戻して…^^;。その3箇所程の周波数帯が、丁度、メジャー・コードやマイナー・コードに相当する音階であったとすると、その言葉には「明暗」が感じられるのではないか?…と思ったりします^^;。しかし、フォルマントは、一つの周波数だけでなく幅があるので、この「明暗」の感覚は非常に微妙です^^;
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