声と和音?その2

FlawTipsの音的ウェブ
「音」関連の事柄を図や音を使って紹介しています。
音的ブログで書き綴った膨大な記事をウェブ化してみました!サイト内の検索も出来ます。
サイトに掲載されているページのリストです >>>サイトマップ<<<
エフェクタ - シンセサイザ - 周波数 - ノイズ - 波形 - 倍音 - - 共鳴 - 平均律と純正律 - ステレオ・メーター - 屋外の音 - 耳の特性 - 音と脳 - 音楽の効用 - デジタル・サンプリング - 波形編集ソフトウェア - 音の歪み - 真空管 - VST,SynthEdit - ボコーダ - 変調 - 波形に変化を与える1 - 波形に変化を与える2 - 波形に変化を与える3 - 偶数倍音列と奇数倍音列 - Waveshaper - 日本古来の音階 - 沖縄民謡、古典音楽 - 三線 - YMO - デジタル・オーディオ・ワークステーション - メロディー・パイプ - FlawTipsの音的オススメ - サイトマップ - サイト内検索
シンセサイザ比較|YAMAHARolandKORGNord


Topページ > 声
次は 平均律と純正律



声と和音?その2


声は、楽器と同様、整数倍音を含んだ音になっています。それ以外にも、整数倍ではない音も含まれていたりするので、フォルマントによって、響きのよい和音になったり、濁りのある和音になったりするかもですね^^;

また、倍音の特長として、2のn乗の倍音は、1オクターブ上や、2オクターブ上の音になりますが、それ以外の倍音はそうではないですよね。「平均律と440Hzの倍音の周波数比較」という表を作ってみたのですが、基音「ラ」以外の音階(ミとか)がありますよね(少しズレがありますが)。これによって、更に複雑な響きの和音になるかもですね^^;



- 平均律と440Hzの倍音の周波数比較 -

平均律と440Hzの倍音の周波数比較

  • 本来、平均律の周波数は小数点以下の端数が出ます。
  • 5次倍音程から、音程としては、濁りがある音のように見えますが、響きとしては、濁りがない…ハズ^^;)




話は外れますが、通常、基準の音からズレていると「なんか変?」って感じたりしますよね。でも倍音の中にある「音階からズレた音」は、あまり気にならないのですよね。声や楽器の倍音構成からすると音のズレがあるハズなんですが、高音域ほど、音量が小さくなる傾向があるので、音階からのズレが目立ち始める「5次倍音」以上は、音量が小さく、聞き取りにくいのかもですよね。

では、倍音全てを同じ音量で鳴らすと、どうなるか?ですが^^;。実は、各倍音の波長の整数倍が基音の波長になるので、響きに濁りがなく綺麗なんですよね。この倍音列の中で、音階からズレた倍音を、音階に修正すると…これは濁ります(こちらで聴けます^^;)。



- 1〜33の倍音列の音と、音階からズレた倍音を平均律の音階に修正した音の響きの違い -



  • Startボタンを押すと音が15秒程鳴ります。再度押すと止まります。
  • 最初の1.5秒間は、1〜33の倍音列だけの音で、次の1.5秒は、平均律の音階に修正した音です。
  • 以降それを4回繰り返します。
  • すべての倍音が同じ音量で鳴っています。前者の響きは濁りが無く、後者は濁ります。
  • ボタンの右のボリュームで音量を調節してください。





通常のドレミの音階は、平均律だから濁るんですよね^^;

話を戻して、声は和音になってるかもしれないけど、フォルマントが離れた音域に存在していたり、高次倍音程、音量が小さくなるので、感じることが難しいんでしょうね^^;。しかし、歌の歌詞の違いが、響きを変えたりしますよね。これは、声色の変化や、言葉の音からくる響きに拠るんでしょうね。

作詞家の方々は、こういうところに鋭いものを持っていたりするんでしょうね。メロディーや和音に、言葉を合わせてみて、響きが一番よくなるものを選ぶのでしょうね。奥が深そうですね^^;




Copyright (C) FlawTips All Rights Reserved.




<<<楽器関連>>>

DJ機材
サウンドハウス
楽器の事なら石橋楽器!