純正律の響き

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純正律の響き


音の綺麗、綺麗じゃないというのは、人によって違うと思ったりするので、うねり(平均律と純正律)のところで「二つの音の周波数が整数倍だと、濁りがなく綺麗な音に…」と書きましたが、空気振動として、うねりが無く、波形的にみると周期性があり、形が整っているというところですね^^;

シンセサイザーとかでもわざと、音程を少しずらした音を複数鳴らしたり、細かく周波数を揺らす「ビブラート」をかけたりして、音に厚みを作るといった事をしていますよね。昔のアナログ・シンセサイザーの多くは、一つか二つの音しか出せなくって、音が寂しかったし、デジタルになっても、音が正確過ぎて、楽器のアンサンブルみたいな、ちょっとした音の差から来るぬくもりや、合奏しているというゴージャスさ?^^;みたいなのが少なかったって感じもありました。色んな周波数の音を含む、川のせせらぎなんかだと、波形は複雑なんですが、心地よかったりします。

ところで、純正律とは【音程を簡単な整数比で定めたもの】ってところですが、うねりが少なくなる音階なんですよね。整数比は「1:2」や「2:3」「4:5」といったものを使います。純正律のピタゴラス音階を改良したツァルリーノ音階というものを使う場合、こんな感じになるそうです。



- 純正律の周波数比 -

純正律の周波数比
  • 音程および周波数は「ラ」(440Hz)を基準にした時の値を記しています。





音程および周波数は「ラ」を基準にした時の値です。平均律だと、簡単な整数比にならないので、和音にすると、うねりが多少発生しているのですが、平均律の音楽に耳が慣れてしまっているためなんでしょうか(?)気にならないですよね^^;

では、純正律では、うねりが無いのかといえば、そうでもなくって^^;、確かに少ないのですが、簡単な整数比を使った反面、一部で歪が出てきます。純正律で演奏していると「なんじゃこりゃ?^^;」って感じる和音に出会う時があります。ハ長調でいう「レ-ファ-ラ」の和音です。簡単な整数比になっている「ド-ミ-ソ」「ファ-ラ-ド」「ソ-シ-レ」の響きにうねりを感じない分、違和感があります。こんな感じです。



- 純正律と平均律の和音(C→Dm→F→G) -



  • Startボタンを押すと音が12秒程鳴ります。再度押すと止まります。
  • 左のボタンで、平均律と純正律を選ぶ事ができます。
  • 和音が「ド-ミ-ソ」「レ-ファ-ラ」「ファ-ラ-ド」「ソ-シ-レ」の順に鳴ります。
  • 純正律は、2番目の「レ-ファ-ラ」の響きに違和感があると思います^^;。
  • ボタンの右のボリュームで音量を調節してください。





2つ目の和音が、少しズレている感じですよね…。他にも多少違和感を感じる和音があったりします。

でも、慣れれば違和感なくなるかな???^^;。実際、演奏時には音程をずらしたりするのかも(?)ですね。ピアノとかは無理ですが^^;




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