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ステレオ・メータの仕組み?
以前、「ステレオ・メーター」の記事で、ステレオ・メータはリサージュを使ったものと書きましたが、ステレオ・メータの座標軸は、一般的なリサージュ図形で見られるような、水平・垂直の座標軸ではなく、その座標軸を45度、反時計回り(?)に回したものみたいですね。そうすると、丁度、音の配置と、描かれる図形とが一致するのですね(左右のみですが^^;)。音が真ん中に配置されていれば、図形は、垂直の線になります。Lの音は、右寄りに、Rは左寄りに表示されます。また位相がズレている音は、水平の線になります。LとRで簡単な整数の比になる音をそれぞれ鳴らして、ステレオ・メータで見ると、リサージュ図形のように、規則的な曲線を描きます。因みに、Lに4Hzのサイン波を、Rに1Hzのサイン波を鳴らした時に、描かれる図形は、こんな感じになります。
- ステレオ・メータの仕組み? -
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- 「描画」のボタンをクリックすると波形表示を始めます。
- 左チャンネルに4Hz、右チャンネルに1Hzの音が入っている時のステレオ・メータです。
- 波形表示開始後、現れるボタンにて、波形の表示・非表示、描画速度を制御できます。
- 緑の波形が、両チャンネルの波形の振幅値から描かれるリサージュ図形です。
- 青の波形が、左チャンネルの波形です。
- 赤の波形が、左チャンネルの波形です。
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この図で「描画」のボタンをクリックすると、図形を描き始めます。鳴っている二つの音の波形と、リサージュ図形、各波形でどの値を使っているのかを表す青と赤の点、リサージュ図形を描いている緑の点が表示されます。右の各ボタンで、それらの表示・非表示、描くスピードを制御できます。真ん中でクロスしている白の線は、それぞれ、各波形の振幅と時間軸になります。
例えば、Rの音であれば、右に傾いている白い線が振幅の軸を表し(右上がプラス、左下がマイナス)、左に傾いている線は、時間軸を表します(左上が過去で、右下が未来、真ん中は今現在)。なので、時間が経つにつれて、Rの波形は、左上方向に移動していきます(再生後の波形は、見にくくなるので表示をしない事にしました^^;)。一方、Lの音は、Rの音とは、軸の定義が逆になります。このステレオ・メータでは、それぞれの軸で、右に傾いている方を「R軸」、左の方を「L軸」としています。
ところで、緑の点は、RとLの座標軸に沿った、青と赤の点の交点で作られています(青の点をR軸に水平に延ばした線と、赤の点をL軸に水平に延ばした線との交点が、緑の点になっています)。丁度、赤と青の点が音として鳴っている位置になります(いわば再生位置ですね…^^;)。右下から左上へ上がってくる赤い線は、1Hzのサイン波で、左下から上がってくる青い線は、4Hzのサイン波です。緑の線が両方の波形から作られたリサージュ図形になります。周波数の比が「1:4」なので、こういう形になるんですね^^;
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