ステレオ音像に影響するもの

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ステレオ音像に影響するもの


ステレオといえば、随分と前から、5.1chサラウンド・ステレオとか、擬似3D・ステレオとか立体的に聞こえるものが登場して、前後左右上下に音が飛んだりしますよね^^;。立体音像といえば、ヘッド・フォンでの擬似3Dぐらいしか体験したことはないですが、普段の生活音は、全部3D・サウンド…立体音像ですよね^^;。立体音像になるのは、両目で立体像を感じるのと同じように、両耳で音を感じるからですよね。両耳の間に若干の距離があることや、耳介や耳の穴の向き、頭という音を遮るものがあることや、壁床天井等で音が複雑に反射することによって、鼓膜に届く音の音質、音量に違いが生じるからなんでしょうね。さてはて、どの要素が一番音の位置の認識に影響するんでしょうね?^^;

真正面から音が来ると、距離の差が出ないですが、音源が左右どちらかに移動すると、ごく僅かですが両耳までの距離に差が生じますよね。その差により、音の到達時間が変わりますよね。といっても、音速は約340m/秒(時速1224km程)と超早いし、両耳間の長さからすると、これまたごく僅かですね^^;。例えば、両耳の中間点から前方10m、左に10mの位置に音源があって、両耳の距離が20cmだとすると、左耳、右耳への距離が、それぞれ14.072m、14.213mとなり、その差は、0.141m(僅か14cm程^^;)になりますね。音はこの距離を、0.0004秒で通りすぎます。ちょっと人間技ではない時間差ですね^^;。こう見ると、距離、時間の差はあまり影響しないかもですね。

一方、音の到達時間が変わると、位相差が生じます。先ほどのモデルでは、0.0004秒でしたが、その音が440Hzだとすると、その周期は【周期=1÷周波数】の式から、0.0023秒程になり、約5.75倍になりますね。1周期が360度なので、位相差は5.75分の1倍で63度程になりますね。ヘッド・フォンだと、左右の位相変化は、音場の変化として分かるのですが、生活の中の音だと、それに似た音場を感じることはないですね。これも影響しないかもですね。

音質、音量ですが、ステレオ環境で、左右の音量を変えると、音が左右に移動しますよね。ヘッド・フォンだと確実に分かります^^;。普段の生活の中でも、左の方が騒がしい時には、左の耳だけを手で押さえたりしますよね。多分これですね^^;。でも、時間差や位相差は関係ないわけじゃなくって、ヘッド・フォン環境では、左右の音量調節に、時間差、位相差を含めると、リアルさが増したりします。




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