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耳の特性6(色々)
耳の特性には、まだまだ色々あるようで、倍音と音程の関係もあるそうですね。倍音といえば、基音の2倍、3倍…n倍の周波数の音なので、オクターブ上等、高音域の音が含まれています。なので、例えば、同じ音程で、倍音を含まない「サイン波」と、倍音をふんだんに含む「のこぎり波」を鳴らすと「のこぎり波」の方が、オクターブ単位(?)で、高く聞こえたりします。
- 倍音構成による音の違い -
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- Sin,Triangle等のボタンをクリックすると5秒間その波形の音が出ます。
[音量は右端の上下の三角ボタンで設定してください]
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等感度曲線によると、耳は、4000Hz付近の音をより聞き取るそうなので、その周波数帯に倍音があると、高くなったように聞こえるんでしょうね^^;
他にも…超高音?(15000Hzとか^^;)では、波形の違いがあっても、音の違いが認識できなくなったりしますね。例えば、先ほどの「サイン波」と「のこぎり波」では、どちらも耳鳴りのような「キーン」という音にしか聞こえないです。しかし、これはデジタル音のスペックから来ているのかもしれないですね^^;。音の分解能みたいなのが、足りないというか…。この超高音での両方の波形を見ると「サイン波」とも「のこぎり波」ともいえない、同じような凹凸の形になってしまってます。本来の、サイン波の曲線、のこぎり波の三角形の線になってないのですよね。CDやパソコンで使っている「44100Hz」のサンプリング周波数を、DVDのような「96000Hz」に上げると、もしかしたら違いが分かるかもしれないですね(!?)。耳は、その違いを聞き取れるかな?…^^;
また耳は、二つの音の合成から、それらの音に含まれない「第3(?)の周波数」の音を感じたり、
- 周波数比「4:5:6」の和音(440Hz,550Hz,660Hz) -
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- 各フェーダーを上げ下げすると音量の調節が出来ます。
- 各フェーダーは、左から、110、220、440、550、660Hz、全体の音量です。
- 440、550、660Hzを上げた後に、110Hzを微妙に上げ下げすると、110Hzの音を感じることができると思います。
- その他「440Hz、660Hz」「440、550Hz」の場合も同様です。
- 「550Hz、660Hz」の場合は、220Hzを感じます。
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音程を感じることの出来ないような「ノイズとしてしか聴こえない音」でも、それを高周波で再生することによって、音程を感じたりします。これは「パルス波」や「のこりぎ波」のような音を使うと分かります。通常、440Hzなどで鳴らすと音程を感じますが、周波数を下げていくと、ノイズにしか聴こえなくなります。これらの波形は、多くの倍音を発生させるので、基音が人間の可聴域よりも低い超低周波になっても聴こえるのですよね。という感じで、逆に言うと、耳はノイズにしか聴こえない音でも周波数を上げる事で音程を感じることが出来ます。
最初の「倍音と音程」の話以外は、耳の特性というよりか、脳の聴覚特性?って話かもですね^^;
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