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ディレイ
エフェクタの「ディレイ」というのは、音を遅らせる効果があるんですが、ディレイには「ディレイ・タイム(音を遅らす時間)の設定」があるので、設定によって、遠近感みたいなのを表現出来たりします。「やまびこ」でも、声の戻りが遅いと、山は遠くにあるんだなぁ〜って感覚になりますよね。また、テンポに合うように時間を設定すれば、リズミカルな感じになって、ノリがよくなったりします。そういう感じに、自然界の音場を表現出来たり、非自然界的だけど、心地よい音場も表現出来たりしますね。
この「ディレイ」には、音を遅らせるだけでなく「やまびこ」のように、遅らせた音を繰り返し鳴らすということもやってくれたりします。これは、フィード・バック(戻ってくる)という機能なんですよね。単に遅らせるだけなら「やっほー」…(しばらく間をおいて)…「やっほー」という感じで、遅れた音が1回鳴るだけですけど、フィード・バックがかかっていると「やっほー」を何回も繰り返してくれます。それに「やまびこ」は、繰り返すごとに、音が小さくなっていきますが、フィード・バックでも同じで、指定した時間内でフェードアウトしていきます。これは、ディレイの機械へ入ってきた音を遅らせた後、その遅らせた音を、また入力に戻す、ということで実現しているそうですね。
ところで「ディレイ」は、そうとう昔から存在するエフェクタなんだそうですね。「テープ・エコー」って機械がある(あった?^^;)んですが、オープン・リールのテープ(懐かしい^^;)や、テープを短くして、その初めと終わりをくっつけたエンドレスの状態…輪っかの状態にしてるのを使ってたりするみたいですね。普通のカセット・テープ・デッキみたいに、録音して、再生するだけなんですが「テープ・エコー」の場合は、録音した直後に、その音を再生をする仕組みになっているので、録音ヘッドから再生ヘッドまでの距離分だけ、音を遅らせることが出来るんですよね。再生ヘッドも幾つかあったりするそうなので、フィード・バックの機能も実現するのですね。
テープ・エコーでは、音質劣化が起こったりするんですが、その劣化具合が「あ、テープ・エコーだ!」って感じさせたりします。独特の雰囲気があります。イギリスのプログレッシブ・ロックの大御所「ピンク・フロイド」が使ってたかなぁ〜^^;。エンドレスで再生して、今で言う「ループ音源」みたいにしてたような…^^;
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