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ディレイ2
以前「最初の頃に使ったエフェクタ」で紹介しました「DE-200」というディレイですが、これはデジタル・ディレイなんですよね。デジタルといっても、デジタル用の入出力ケーブル端子があるのではなく、音を遅らせる部分で、アナログの音をデジタルに変換して処理をしているそうです。遅らせる音を半導体メモリとかに蓄えるために、デジタルに変換しているのかな…?^^;
ところで、「テープ・エコー」と「デジタル・ディレイ」の間に「アナログ・ディレイ」というのもあるんですね。これは、テープ・エコーより後の時代に出てきたにも関わらす、テープ・エコーよりも音質が落ちるんだそうです^^;。その内部では、音を一定時間遅らせる素子が使われているそうですが、その素子を通すと音質が落ちてしまうんだそうです。それに一つの素子で数十ミリ秒遅れるだけらしく、それでは「ディレイ」って感じの遅れ方ではないので、複数個を直列でつなぐみたいですね。なので、どんどん音質が落ちてしまうそうです^^;。でも機械自体のサイズをコンパクトに出来るし、テープを使うことによる操作上のトラブルみたいなのも無いし、ということで、お手軽になったみたいですね。また、音質の落ち方が「暖かみ」を感じるということだそうで、今でも売られてたりしますよね。
先に書いたように「DE-200」は「デジタル・ディレイ」なんですが、実は、耳で判るぐらいの音質の劣化があったりします^^;。マニュアルに載っているブロック・ダイアグラムによると、入ってきた音に対して、また出て行く音に対して、ロー・パス・フィルタ(低域の音だけを通過させるもの)をかけているみたいですね。周波数特性をみると、ディレイのモードの違いで、それぞれ約7KHz、15KHz以上の音がカットされるようです。人間の可聴域が〜20KHzなので、ちょっと高音域が失われますね。これは、その頃のデジタル回路のスペックなのか、「アナログ・ディレイ」の「暖かみ」を真似たのか、価格というところから、そう設定したのかはわかりませんが…^^;
今では、パソコン内での音の加工も多くなってたりしますが、パソコン内だと、全てデジタル処理になりますよね。パソコン上のシンセサイザーで曲を作って、WAVやMP3ファイルに保存すると、そうなりますよね^^;。でも、細かい部分では、劣化してたりするんですが、殆ど分からなかったりですね。「DE-200」を使った昔の作品を聴いたりすると、音質は悪いんですが「暖かみ」を感じたりします^^;
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