サンプル単位のディレイ

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サンプル単位のディレイ


デジタル・エフェクタの一部に「ディレイ」という「音を遅らせる機能」が使われていますが^^;、実際、極端に短い時間…「サンプル単位」と言われる時間遅らせ、使っているそうですね。普段、音楽を作る時「ディレイ・エフェクタ」の音の遅らせ方といえば「ミリ秒」や「秒」といった単位で、範囲は「数十ミリ秒〜数秒」だったりしますよね?^^;。テンポに合わせるタイプなら「1/1」「1/2T」「1/4D」等の、音符単位になってたりしますが、時間に直すと、先ほどと同じぐらいで「数十ミリ秒〜数秒」といった感じです。

この「サンプル単位」とは、デジタル信号での言い方なんですが(多分^^;)、デジタル信号ってのは、大雑把に言うと、音を幾つかの「サンプル」に分けて、数値化したものなんです(因みに、アナログ機器で扱う音は「連続した電気信号」で、電圧で表したりします)。例えば「CDの音質は、16bitの44100Hzで…」って聞いたりします(よね?^^;)。この44100Hzというのは「サンプリング周波数」とか呼ばれますが、その周期で音を「サンプル単位」に分けて、数値化しているということだったりします。

Hz(ヘルツ)というのは、周波数の基本単位で、1秒間に繰り返す回数ですよね^^;。なので、44100Hzというのは、1秒間に44100回、何かを繰り返し行っているということなんです。何を繰り返し行っているかというと、音の数値化(サンプル化)を繰り返し行っているんですよね。CDは「1秒間の音を、44100回に分けて数値化し、記録したもの」だったりするんです。「1秒分のデータとして44100個の数値を持っている」ということなんですよね。勿論、ステレオなので、左右あわせて、88200個になりますね^^

ということなので「サンプル単位」で音を遅らせるというのは、1/44100秒(≒0.0226ミリ秒)という時間で遅らせるということなんですね。音楽的な使い方ではないですけども^^;、デジタル・エフェクタには、必要だったりするんですね。例えば、音域をカットしたり強調したりするフィルタ類では、1サンプル、2サンプル、3サンプル遅らせたものを、それぞれ何倍かして、原音と加えたりしています(他にも色んな方法があります)。すると、ある音域だけが打ち消され、音がカットされるといった仕組みです。簡単そうですが(!?)なかなか奥の深い話だったりします。因みに、サンプリング周波数が変わると、1サンプルの時間も変わってきます。



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