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ビット数
デジタル・エフェクタの中で使われているようなディレイは、サンプル単位で音を遅らせたりするということですが、サンプル単位で音を扱うってのは「デジタル信号ならでは」って感じですね^^;。ところで、「サンプリング周波数」の他に、CDの音質を表現するもので「16bit(ビット)」というものが、あったりしますよね^^;。これは「一つのデータの扱う値の範囲」というか「一つのデータの取りうる値の上限」といった感じのものなんです。「そういったビット数で音を表現している」といった感じでしょうか…^^;
「16bit」というのは「2の16乗個(=65536個)」の数値を表すことができるので、0〜65535の数値を表現できるんですよね。数値が大きくなると、それだけ表現できる範囲が広くなるので、より正確に音をデータにすることが出来ます。解像度がよいといった感じですね。例えば、絵を「赤、青、緑」の、3原色だけで描くと、表現が細かく出来ないですが、中間色なんかをふんだんに取り入れて、多くの色で描くと、ずいぶんと細かく表現出来そうですよね^^;。音でも同じなんです。CDでは、1秒間に音を44100個に分けて数値データにしているのですが、それぞれのデータを「16bit」が取りうる、0〜65535の範囲内の値にして記録しているんです。
因みに「bit」というのは「(b)inary dig(it)」の略だそうで「2進法の桁数」といった感じです。「1bit」だと1桁で「16bit」だと16桁です。2進法では、各桁の数値が「0」と「1」しかないので、0から順に「0、1、10、11、100…」となり、2つ毎に桁が上がります(桁上がりが激しい^^;)。16bitだと16個「0」か「1」が並びます。1桁で2つの数字が表現できるということは、n桁だと(nbitになると)、2のn乗個の数字が表現できるんです。なので「16bit」だと「2の16乗」で「65536個」の数値を扱うことが出来るんですね。
こんな感じで、ビット数が大きいと、より大きい数値を扱うことが出来るため、高い音質で記録することが出来るようになるんですね。DVDに記録されている音は、96000Hzで24bitといった感じで、サンプリング周波数もビット数も、CDより高い数値になっているので、音がいいというか、さらに「原音に忠実」ということなんです。勿論、記録する前の音の状態がよくなければ、よくない状態のまま記録されるわけですが…^^;。また、記録が出来ても、それを再現できる機器も必要だったりしますね^^;
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