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真空管音質とデジタル音質?
真空管のオーディオ・アンプの周波数特性表と、CDのそれを見比べてみると、範囲の違いが物凄かったりします。人間の可聴域は、20〜20000Hzだったりするので、CDは、22050Hzまで扱えるようにしてますよね。でも、真空管のオーディオ・アンプは、CDをはるかに越えてたりします(モノによりますが)。可聴域からすると、CD音質で充分って感じですが、そうではないって言われてたりしますよね。何か足りないのでしょうかね?^^
CD等のデジタルの音は、その一部を間引いているので(参考「サンプリングとAD変換」)、それもあるのかなって思ったり…。また、ナイキスト周波数(サンプリング周波数の1/2)付近で、位相の乱れがあるという話もあったりして、それもあるのかな?(参考ナイキスト周波数を境にサンプリング波形が同じ形に」)。でも、それら以外にも「何か足りない」ってなってしまうものがあるんでしょうね^^;
人間の耳は「鳴っている音」から「鳴ってない音」を感じる能力があったりするんですが、例えば、440Hzと550Hzの音を同時に聴くと、その差の110Hzと、和の990Hzの音を感じるそうです。
- 周波数比「4:5:6」の和音(440Hz,550Hz,660Hz) -
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- 各フェーダーを上げ下げすると音量の調節が出来ます。
- 各フェーダーは、左から、110、220、440、550、660Hz、全体の音量です。
- 440、550、660Hzを上げた後に、110Hzを微妙に上げ下げすると、110Hzの音を感じることができると思います。
- その他「440Hz、660Hz」「440、550Hz」の場合も同様です。
- 「550Hz、660Hz」の場合は、220Hzを感じます。
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多分、2つの音の間の「うねり」を感じているんだと思います。
- 同じ2つの音について、片方の周波数を徐々にオクターブまで上げる -
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- Startボタンを押すと音が20秒程鳴ります。再度押すと止まります。
- しばらく同じ音程(440Hz)ですが、次第に片方の音の音程が上がり(880Hz迄)、その間音にうねりが感じられると思います。
- Sound1は、Sin波の音で、Sound2は、Pulse波を周波数変調した音です。Sound2の方が、うねりが強く感じられると思います。
- ボタンの右のボリュームで音量を調節してください。
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また、耳が「歪みの出るアンプ」のような働きをしていたら、混変調歪みなんかで、非整数倍音を作りだしているかもですね^^;。耳の可聴域以上の音の扱いは、どうなっているかは知らないですけど、可聴域以上の音の作る「うねり」を音として感じるならば、CDに記録する前の音に対して、CD音質には「何か足りない」って感じるかもしれないですね。
しかし、可聴域を越えた周波数を扱えても、音源がCDだと「22050Hz」の音なんでしょうね^^;。レコードは、どうだろうかって調べてみたら、可聴域に合わせレコード針が多かったりします(モノにより、かなり高い周波数まで扱えるようです)。スピーカは、どうか?…これは、可聴域より狭かったりします。これは如何に!?って感じですね^^;。多分、可聴域以上の音も鳴っているのかもしれないけど、可聴域の部分の性能よりも落ちるかもってことなのかな?、いやはや分かりませんが、音の世界は奥が深いです^^;
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