VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)で音を作る

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VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)で音を作る


VSTインストゥルメントとVSTエフェクトは、DAWや波形編集ソフトウェア上で使ったりしますが、MIDI楽器やエフェクタ機器と同様、音をほぼリアルタイムで処理してくれます。なので、例えば、VSTインストゥルメントにドラムを演奏させ、それに合わせて、ギターの生演奏をマイクを通してパソコン上のDAWのトラックへ録音するといった事も出来たり、また、録音した後に、それを再生しながら、MIDI楽器を演奏し、その演奏情報(MIDIデータ)を基に、別のVSTインストゥルメントで鳴らすといった事も出来たりします。

そのようにして、VSTインストゥルメントで音を幾つも重ねたり、VSTエフェクトで音を加工したりして、音楽を作っていったりします。しかし、あまりVSTを使いすぎると、パソコンの処理が追いつかなくなって、リアルタイムでは、再生出来なくなってしまいます^^;。VSTインストゥルメントを使って音を鳴らすと、実際の音データを再生するよりも、より多くの処理を必要とするみたいですね。なので、DAWでは、トラック上にある実際の音データや、VSTインストゥルメントの音、VSTエフェクトで加工した音を、個別に、またはまとめて一つのWAVファイル等に書き出したり出来るので、その機能を使って、VSTの使用量を抑えたりします。VSTインストゥルメントで鳴らしている音の部分を実際の音に変換してしまって、VSTインストゥルメントを使わなくてもいい状態にする…ということなんです^^;。因みに、書き出しの時間は、音の演奏時間よりもはるかに短い時が多いです。しかし、VSTを沢山使っていると、演奏時間よりも長くなったりします^^;

という感じで、VSTインストゥルメントの音を実際の音データへ書き出したものを、再びトラックに取り込み、VSTインストゥルメントの鳴るタイミングと同じ所へ置くことで、VSTインストゥルメントを使わずに音を鳴らせるんです。因みに、実際の音データも、数多くなってくると、同様にパソコンはしんどくなるようで^^;、その時には、ピンポン(複数のトラックの音を一つのトラックにまとめる)をしたりして、一つのWAVファイルにまとめ、処理の負荷を軽減したりします。

最終的には、そういったDAWの「書き出す機能」を使い、全てのトラックをミックスして、一つのWAVファイルにしたりします^^




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