エンベロープ・ジェネレータ(ADSR)を使う

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エンベロープ・ジェネレータ(ADSR)を使う


前回は「オシレータの音量を制御」ということでしたが、音量を制御する「VCA(ボルテージ・コントロールド・アンプリファイア)」は幾つかの機能が集まったもので、時間的な音量変化を作り出す「エンベロープ・ジェネレータ」といったものもあるということでした。これは、鍵盤を押してから、鍵盤を離して、音が完全に消えるまで動作します。その変化は次の図のような感じになります。

エンベロープ・ジェネレータの時間的な音量変化



鍵盤を押すと、動作を始めます。「アタック」は、値が0から次第に大きくなるまでの時間です。「ディケイ」は、そこから「サスティン」の値になるまでの時間です。その後押し続けると「サスティン」の値を持続し(サスティンは時間ではなく、信号の大きさなんです^^;)、そして鍵盤を離すと「リリース」の時間で、徐々に小さくなって、0になります。これで動作が完了します。この「エンベロープ・ジェネレータ」は、4つのパラメータで構成しているので、英語の頭文字を取って「ADSR」とも呼んだりします。シンセサイザによっては、アタックの音量を調節出来たり、ディケイとサスティンの間をもっと細かく設定出来たりと、多くのパラメータを用意しているものもあります。因みにアタックもディケイもミリ秒〜数秒程で設定出来たりします。ミリ秒だと瞬間ですね^^;

ところで、SynthEditでも「ADSR」モジュールがあります。こんな感じにつなぎます。



- エンベロープ・ジェネレータ(ADSR)でオシレータの音を制御 -

エンベロープ・ジェネレータ(ADSR)でオシレータの音を制御
  • 「ADSR」モジュールに接続している4つのスライダーで各パラメータを調節します。
  • 「ADSR」を「VCA」に接続し「Oscillator」の音量を調節します。
  • 「ADSR」は、鍵盤を押した後、離して音量が0になるまで動作します。
  • 「ADSR」の「Gate」に信号を入れると「ADSR」は動作するようになっています。




これはオシレータの音量を変化させています。「ADSR」には、各パラメータを調節出来るように、スライダーの付いたモジュールをつないでいます。SynthEditの「ADSR」は、音量変化の信号を生成するだけなので、実際に音量を変える「VCA」モジュールにつなぎます。これにより、オシレータからの音を「ADSR」で制御することが出来るんです。

因みに「ADSR」の一番上に「Gate」というのがありますけど、ここに信号を入れると「ADSR」は動作するようになっています。なので、鍵盤を押した時、ここに信号が入るようにしてやれば、鍵盤を押したと同時に音量変化を始め、離すと、リリース終了後、音量を0にします。という感じで、シンセサイザでは「ADSR」を使って、オシレータの音量を制御してたりするんです^^。この「ADSR」は音量変化以外にも色々と使えたりしますよ^^




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