「ビブラート」「ワウワウ」「トレモロ」
前回の「SynthEditで組んだシンセサイザの一例」では、SynthEditで簡単なシンセサイザを組んでみましたが、あのシンセサイザは、どんな音を出しているのかってのをmp3にしてみました^^。こんな感じになります。
SynthEditで組んだシンセサイザから出る音
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- MP3ファイルです。Saw波です。ドレミ…と弾いています。LFOでビブラートをかけています。
- mp3ファイルです。
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ドレミファ…って鳴ってますけど、音色的には「ビ〜」って感じの音ですね。Saw波だと、偶数倍音、奇数倍音の両方が鳴るので、ああいう音になります。また、LFOで、VCOの"Pitch"を揺らしているので(オシレータの音を揺らしているので)、ビブラートがわずかにかかっているような音になってますね。
ところで、以前『LFO(ロー・フリケンシ・オシレータ)』で書きましたが、LFOは、VCOにつないでかけるだけでなく、VCFや、VCAにもかけたりします。VCOの周波数にかけて、音程を揺らしたものは「ビブラート」と呼び、VCFのカットオフ周波数にかけて、フィルタの開き具合を揺らしたものは「ワウワウ」と呼び(実際、ワウワウにしようとしたらレゾナンスの値を上げたりしますが^^;)、VCAの音量にかけて、音量を揺らしたものは「トレモロ」と呼んだりします。前回のSynthEditで組んだシンセサイザの配線を少し変えて、VCFをレゾナンス機能の付いているものに変えたりしてみて「ビブラート」「ワウワウ」「トレモロ」の音を出してみると、こんな感じになります^^
ビブラート・ワウワウ・トレモロの音1
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- MP3ファイルです。「何もかけてない音」→「ビブラート」→「ワウワウ」→「トレモロ」の順に鳴ります
- Saw波です。ドレミ…と弾いています。
- これはSynthEditで作った音です。
- mp3ファイルです。
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ドレミ…と4回弾いていますが、順に「何もかけてない音」→「ビブラート」→「ワウワウ」→「トレモロ」となっています。どれも同じ波形で、Saw波です。どれも、もうちょっと周波数を高くして、早く揺れるようにしたりしますが、それぞれの音の比較ということで、どれもLFOの周波数を約1.97Hzにしてみました(ワウワウに合わせました^^;)。「ビブラート」では、一応ドレミ…を弾いているんですが、このように揺れすぎると、音程を取りづらいですね^^;。「ワウワウ」は「ワウワウ」って喋っている感じもしますね^^;。「トレモロ」は、鳴ったり鳴らなかったりしてますね。
もう少しLFOを早くしたものは、こんな感じになります。音の並びは先ほどと同じです。何となく音楽的って感じになってます?(でもない^^;?)
ビブラート・ワウワウ・トレモロの音2
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- MP3ファイルです。「何もかけてない音」→「ビブラート」→「ワウワウ」→「トレモロ」の順に鳴ります
- LFOの周波数を色々変えてみています。それぞれの効果のかかるスピードに変化があります。
- Saw波です。ドレミ…と弾いています。
- これはSynthEditで作った音です。
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