- 2つのオシレータを使ったFM変調について、あれこれ^^; -
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- 2つのオシレータを使ったFM変調について、そのモジュール図と波形と、周波数特性です。
- モジュレータ、キャリアのオシレータ共に、サイン波を出力するものとしています。
- モジュレータは440Hzで動作し、その出力を-1〜1としています。
- また、キャリアに入れる際に、モジュレータの出力信号を440倍にしています。
- その出力信号に440Hzを加え、キャリアの周波数としています。
- キャリアの周波数は、1秒間に440回、0〜880Hzの間で連続して変化します。
- キャリアの波形と周波数特性に、サイン波ではないものが出てきます
- このFM変調で鳴る音をこちらに掲載しています。
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両オシレータの周波数を440Hzで固定にしてましたが、これらを変えると音が変化します。例えば、キャリアはそのままで、モジュレータの周波数を、ゆっくり連続的に440から0Hz近くまで下げるとこんな音になります。
モジュレータの周波数を440から0Hz近くまで、ゆっくり連続的に下げた時の音
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- モジュール図にあるモジュレータの周波数だけ下げた時のFM変調の音です。
- 下降音や上昇音が、複雑に入り乱れ、うねりを作り、次第に音程も分からなくなります^^;
- mp3ファイルです。
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下降音や上昇音が、複雑に入り乱れ、うねりを作り、次第に音程も分からなくなりますよね^^;。こういう変調は、クロス・モジュレーション(混変調)と呼んだりするそうです。
今度は、逆に、モジュレータはそのままにして、キャリアの周波数を、ゆっくり連続的に、440から0Hz近くまで下げると…なんですが^^;。こんな音になります。
キャリアの周波数を440から0Hz近くまで、ゆっくり連続的に下げた時の音
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- モジュール図にあるキャリアの周波数だけ下げた時のFM変調の音です。
- 下降音や上昇音が、複雑に入り乱れ、うねりを作り、次第に音程も分からなくなります^^;
- mp3ファイルです。
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先ほどと、同じような音の変化ですが、ちょっとおとなしくなったかなって感じですね^^;。更に、両方とも同時に下げると…こんな音です。
キャリア、モジュレータの周波数を440から0Hz近くまで、ゆっくり連続的に下げた時の音
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- モジュール図にあるキャリア、モジュレータの周波数を同時に下げた時のFM変調の音です。
- 下降音のみで、うねりもない音になります^^;
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うねりがなくなってしまいましたね。単に周波数を下げただけという感じですね^^;
という感じで、キャリアの周波数とモジュレータの周波数の関係で、音に変化が現れるということなんですが、また、それらの比により、ピタっと音程の定まるところがあるということなんです。先の「両方とも同時に下げた例」での周波数比は「1:1」ですよね。整数比だと音程が取りやすくなるんです^^;