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AM、RM、フィルタ変調
FM変調の話は、確か「ビブラート」「ワウワウ」「トレモロ」で変調^^;の話から続いて来たんですね^^;。「ビブラート」を高速にするとFM変調になるという話で、「ワウワウ」は、フィルタ変調、「トレモロ」は、AM変調でした^^;。また、AM変調の音量変化の具合を少し変えると、RM変調になるということでした。
これらの変調のうち、シンセサイザでポピュラーなのは、FM変調(FM合成と呼んだりもしますが)だったりしますね。私が知らないだけかもですけど、「フィルタ変調シンセサイザ」とか、「AM変調シンセサイザ」とかは無さそうですね(あるのかな?…^^;)。シンセサイザによっては、トレモロ以上にLFOを高速に動作させて音量を大小変化させたり、ワウワウ以上に、LFOを高速に動作させてフィルタのカットオフ周波数を高低変化させたり…といったことも出来たりするようですね。
なので、エフェクト的に使うというか、特にそういう変調でシンセサイザを作ることもないのかなって思ったりします^^;。因みに、RM変調は、シンセサイザではなく、「リング・モジュレータ」というエフェクタとして使われたりしますね。非整数倍音を作り出すので、金属的な響きを得ることが出来ます。余談ですが、「シンセサイザの歩み」って感じな書物によると、リング・モジュレータは、FM変調のシンセサイザよりも、早くから使われていたみたいですね(確か^^;)。というかシンセサイザ登場以前からあったとか(!?)…
これらの変調で得られる音は、特長もあり、変調具合で音も変わりますが、FM変調と比べると、その部分音、倍音の発生が少なく、FM変調のような「多彩な音色を作る」ってことは無いみたいですね。DX7のように複数のキャリア、モジュレータの組み合わせを使って、並列つなぎしたり、直列つなぎしたりすると、多くの部分音、倍音を発生させ「多彩な音色」を作り出せるのかもしれないですね^^;。そういえば、AM変調でもFM変調のように、2つの信号を使って変調したりしますが、それらをキャリアとモジュレータという感じに呼ぶそうですね。
AM、RM、フィルタ変調について、キャリア、モジュレータのオシレータをそれぞれ、440Hz、110Hzのサイン波とした時、それぞれの音と周波数分布をみてみると、こんな感じになります。
- AM変調、RM変調、フィルタ変調の周波数分布と音 -
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- グラフ下の[AM][RM][FFM]を押すと、周波数分布図の表示と、音が鳴ります。
- キャリア周波数は440Hz、モジュレータ周波数は110Hzで、どちらもサイン波を使っています。
- AMとFFMの音は、440Hzが目立っていて、同じような音に聴こえると思います。
RMは440Hzの音が無いので、他のものと少し違った音に聴こえると思います。
- #ちょっとボタンがクリックしにくいですが…^^;
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