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波形に変化を与える(クリップ4)
「直流ノイズ」について…、音楽を作る時、最近では、パソコン上で、VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)の音源を使ったりするので、直流ノイズの入った波形を見かけることもなかったりします^^;。でも、たまに、E・ベースやE・ギターを弾いて録音したり、自分の声をマイクで収録したりするのですが、その時、直流ノイズの入ったような波形になったりします。波形が全体的にプラスやマイナス側に偏るのではなく、部分的に偏ったりします(それを修正してくれるソフトウェア等もあったりするので、特には問題なかったりしますが^^;)。
ところで、そのE・ギターでは、弦の振動をボディーに付いているピックアップで捉え、音声信号に変えているそうですね。ピックアップに磁石があり、磁界を作りだしているそうなんですが、弦の振動が、磁界を変化させるので、そこから電気信号を得ているんだそうですね。直流ノイズっぽい波形になるのは、ピックアップの性能かもしれないですが、弦の振動のさせ方によって、変に(?)磁界が変化してしまうってのもあるのかもしれないですね(多分^^;)。
そういったこと以外にも、E・ギターは、ケーブルを通してアンプやミキサーにつないだりと、アナログ機器に通すので、どこかで、何らかのノイズが入ってきたりしますね^^;。他の電気のON/OFFでもプチッとノイズが入ったりします。因みに、扇風機をE・ギターのすぐ近くで回してると、小さく「ブーン」という音が、入ったりします^^;。モータの出す電磁波もピックアップとか、ケーブルで拾ってるのかもですね^^;
話をクリップに戻して…^^;。クリップの設定において「異符号で絶対値が等しい」時の倍音と、「異符号で絶対値が等しくない」時の倍音とでは、構成が違ってきたりします。例えば、サイン波を使い、前者の設定でクリップすると、奇数倍音を発生します。でも、後者の設定でクリップすると、奇数と偶数の倍音を発生します。奇数倍音列と、偶数倍音列とでは、音階の組み合わせが違うので(参考)、
- 440Hzの倍音と音程についての図 -
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- 数値は周波数です。
- 白と黒の縦棒は、鍵盤つもりです^^;
- 黄色い丸は440Hz、赤色は、偶数倍音、青色は奇数倍音です。
- おおよその図になっています。
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前者の設定と、後者の設定では、音の聴こえ方が違ってきます。後者の設定では、設定値により直流ノイズの入ったような状態にもなるので、前者の状態からほんの少しだけ、どちらかの値をずらすだけにします。それだけでも偶数倍音列がしっかり出てきたりします^^;
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