波形に変化を与える(クリップ6)

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波形に変化を与える(クリップ6)


シンセサイザ(モジュール・タイプ)でのクリップは、本来、信号値の制御ということで存在してたりするんでしょうけど、エフェクタ的に奇数・偶数の倍音を生成したりもできるんですね。ちょっとした音の加工をしてからクリップすると奇数・偶数といった倍音列の種類だけじゃなく、倍音列の数も変えたり出来るみたいですね。でも、そういうのは、音を出す前に一回程、音声信号に対して使ったりしますが、シンセサイザ(モジュール・タイプ)では、クリップを、モジュールの制御信号とかに使うことの方が多いかと思ったりします^^;。値の範囲を限定するという感じです。

例えば、オシレータで、440Hzから、880Hzの範囲だけで波形を出したいとかいった場合だと、その範囲内の信号が必要となるので、オシレータの周波数を決める制御信号にクリップ・モジュールをつけて、下限を440に、上限を880に設定すればいい感じですね^^;。仮に220Hzの制御信号が入ってきても、クリップ・モジュールで440Hzにしてくれるし、1320Hzなら、880Hzにしてくれたりします^^;。440〜880Hz間の信号はクリップせずそのまま、オシレータに入ります。こんな感じで、クリップは、信号値の最大、最小値を決めてくれるので、オシレータ等に限らず、色んなところで使えそうですね^^

ところで、これまで「波形に変化を与える」ということで「クリップ」を紹介したのですが、他にも色々あったりします(エフェクタだと、どれも波形に変化を与えますけど…^^;)。エフェクタだけでなく、シンセサイザ(モジュール・タイプ)にある機能でも色々出来たりします。フィルタもそうだったりしますね。でも、フィルタというのは、引き算ですね。例えば、ロー・パス・フィルタだと、カットオフ周波数より高音域の音を通しにくくして、低音域をそのまま通します。ハイ・パス・フィルタだと、その逆で、低音域の音を通しにくくします。そういう感じで、原音から、音を引いて合成するものを「減算合成」とか言ったりします。

因みに「加算合成」というのもあるんですが、これは音を足していく合成で、例えば、オルガンがそうなんですけど、オルガンは、幾つもの音源を用意していて、ボタンで鳴らす/止めるが出来ます。幾つもの音を足して鳴らせるんです。なので、そういうのを「加算合成」というそうです。って、波形に変化を与える話でしたよね。これには、フィルタの「レゾナンス」という機能を使います^^;




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