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波形に変化を与える(歪み系エフェクタ)
前回「波形に変化を与える(ウェーブシェーピング16)」では、ウェーブシェーピングで偶数倍音はどうやって出すかみたいなことを書きました。数式を使ってサイン波から偶数倍音を出すにはどうするんでしょうね?^^;。そんな数式はなかったりするのかな?(な〜んて^^;)。
ところで、VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)では、ディストーションやオーバードライブ、それにスピーカ・シミュレータといった歪み系のVSTエフェクタがフリーで数多くあったりします。以前、20個ほど調べてみたんですが、どれもだいたいサイン波を入れると、奇数倍音だけを発生したりします(まあ20個ぐらいじゃ少なすぎるかもですが…^^;)。中には、奇数倍音に加えて偶数倍音を発生するものもあったりするんですが、偶数倍音だけを発生するものはなかったです。響き的に偶数倍音よりも奇数倍音を使ったほうが歪み系のエフェクタとしては、よかったりするのかな?^^;。奇数だけ、偶数だけ、あるいは両方の倍音の場合、ほんのわずがですけど、音に違いがあったりします。
歪み系のエフェクタにも色々あって、変化後の波形をみると、それぞれ特長があって面白かったりしますが、音的には、それほど変わるものでもなかったりしますね^^;。柔らかく歪んだり、激しく歪んだりってところです。因みに、ウェーブシェーピングを応用したようなものもあって、数式を書き込むのではなく、グラフの曲線をマウスで書き換えるといったものでした。また、数式に使う演算子を選べるタイプの物もありました。他は、「Drive」「Gain」とか名づけられている設定値を上げ下げして、倍音の量を変えるといったタイプでした。そういうのは演算式が固定になってたりするんでしょうね^^;
しかし、歪み系のエフェクタが単に奇数倍音や偶数倍音だけを発生させるだけでは(エフェクタの効きを強くすると、非整数倍音も出てきたりもします^^;)、例えば、シンセサイザの三角波、ノコギリ波や、パルス波のような音になるだけじゃないか?と思えたりしますね(これらの音は、奇数倍音や偶数倍音から出来ています)。これらのシンセサイザの音を聴いても、別に歪み系の音とは思わなかったりしますよね^^;。入力信号としてサイン波を使っているから、そういう特長的な変化が現れるだけなんですよね(多分^^;)。歪み系のエフェクタは、E・ギター等に使ったりしますが、その音は、サイン波1つだけってことはないから、複雑で歪んだ響きになったりするんでしょうね(多分^^;)
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