波形に変化を与える(VSTエフェクト「JCM900」)

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波形に変化を与える(VSTエフェクト「JCM900」)


前回「波形に変化を与える(アンプ・シミュレータ)」は、アンプ・シミュレータでの波形の変形という感じでした^^;。オーバードライブやディストーションといった歪み系のエフェクタと同じく、歪んだ音を出してくれたりするんですが、ちょっと違っていて、どういった演算で変化をさせているのか、処理後の波形を見ても分りにくい(分らない?^^;)という感じでした。実際、VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)エフェクト・プラグインの「JCM900」にサイン波(440、880、1760Hz)を通すと、こんな感じになります。



- 異なる周波数のサイン波を入力した時の波形変化の違い(数式「5*sin(x/PI)」とJCM900(VST)) -

異なる周波数のサイン波を入力した時の波形変化の違い(数式「5*sin(x/PI)」とJCM900(VST))

  • 一番上の横3つの「Scope2」モジュールが、入力するサイン波(左から440、880、1760Hz)です。
  • 上から2列目の横3つが、数式「5*sin(x/PI)」でウェーブシェーピングした時の波形です。
  • 一番下の横3つが「JCM900」で処理した時の波形です。
  • 数式「5*sin(x/PI)」の場合は、入力信号の周波数が変わっても、
  • 変化具合が同じで、相似形みたいになっていますよね。
  • 「JCM900」の場合は、周波数毎に大きく変化していて、相似形のようには見えないですよね。
  • 「JCM900」は、VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)エフェクト・プラグインを使っています^^;




図の一番上の横3つの「Scope2」モジュールは、入力するサイン波(左から440、880、1760Hz)です。上から2列目の、横3つが、数式「5*sin(x/PI)」でウェーブシェーピングした時の波形で、一番下の横3つが「JCM900」で処理した波形です。どちらも、左から440、880、1760Hzを処理した時の波形になっています。数式「5*sin(x/PI)」の場合は、入力信号の周波数が変わっても、変化具合が同じで、相似形みたいになっていますよね。「JCM900」の場合は、周波数毎に大きく変化していて、相似形のようには見えないですよね。これでは、どんな演算をしているんだろう?って感じですよね^^;

ところで、アンプ・シミュレータというのは、アンプから出てくる音を再現するのもだったりするので、アンプの出す音の癖みたいなのを表現してたりすると思うんですが、例えばですけども、太い音になるとか、中音域の音圧が強いとか、高音がよく聴こえるとか…^^;。真空管、トランジスタの違いや、スピーカの大きさ、出力、アンプ筐体の素材とかでも音に変化が現れるのかなと思ったりします^^;。なので、単にディストーションなんかで歪ませた後に、イコライザなどで、アンプに近い音へ加工してたりするのかな?って思います。勿論、歪み系のエフェクタにもトーン・コントロールが付いていたりして「各音域を上げたり下げたり」ってことはできますけど^^;

ホワイト・ノイズを「JCM900」に通した時の周波数分布を見ると、こんな感じになります。



- ホワイト・ノイズを「JCM900(VST)」に通した時の周波数解析図 -

ホワイト・ノイズを「JCM900(VST)」に通した時の周波数解析図

  • ピンクの線がJCM900の音の解析結果です。水色がホワイト・ノイズのものです。
  • 250〜2000Hzで少し音量が小さくなり、4000Hz以上は、次第に音量が小さくなっている感じですよね。
  • 「JCM900」は、VST(バーチャル・スタジオ・テクノロジ)エフェクト・プラグインを使っています^^;




ピンクの線が「JCM900」の音の解析結果です。水色がホワイト・ノイズのものです。かなり複雑に加工しているって感じですね。大雑把に見ると^^;、250〜2000Hzで音量が小さくなり、4000Hz以上は、次第に音量が小さくなっている感じですよね。




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