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テトラコルド(テトラコード)
以前「日本人と4度音程!?」で、日本人の好みは4度音程(!?)云々ということを書きましたが、古来の音階を調べていくと、テトラコルド(テトラコード)という言葉を目にしたりします。テトラというのは、ペンタトニックのペンタが5を意味するのと同じように、4という数字を表します。数を表す接頭辞だとかですね。高校の化学でペンタとかヘキサとか出てきたような記憶が…^^;。1から順にモノ、ジ、トリ、テトラ、ペンタ、ヘキサ…等となるそうですね。
ってテトラコルドでしたね。コルドというのは、「chord」と書きますが、和音とか弦とかいう訳になるようですね。テトラコルドは、後者を使うそうで「4つの弦」となるようです(因みに、CM7とかの4和音は、テトラッドと言うそうです)。「4つの弦」って何だかよく分からないですけど、4度音程の中で4つ(または3つ)の音を組み合わせた音列みたいなものなんだそうですね(多分^^;)。実際、4度音程になる2つの音(例えばド−ファ)に、それらの間にある音(ド−ファの間ならド♯、レ、レ♯、ミ)の中から2つの音を選んで足して、4つの音にしたものだそうです(3つの音の場合は、1つ選びます)。
長調は、2つのテトラコルドからなるということだそうですね。ハ長調の構成音は、ドレミファソラシドですけど、4度音程を探してみると、ド−ファ、ソ−ド、の2つがあったりしますよね^^;。なので、ド−ファの間でレとミの2つを選んだテトラコルドと、ソ−ドの間でラとシを選んだテトラコルドの、2つのテトラコルドがあるということになりますね。そして、この2つのテトラコルドの音程関係は同じだったりします。ドレミファという並びは、低→高の順に全音、全音、半音の音程になってたりしますよね(ド−レ、レ−ミ、ミ−ファの音程は、全音、全音、半音)。ソラシドの方も全音、全音、半音の音程になってたりします。
ということで前置きが長くなりましたけど、日本古来の音階も、テトラコルド的に見ることが出来たりするそうですね。例えば、民謡音階をラを基準の音にすると、ラドレミソラとなりますが、これをラドレと、ミソラに分けると、4度音程のラ−レ、ミ−ラが見えてきますね。それらの構成音の音程関係は同じです。間に一つしか音が入ってないんですけど、こういうのもテトラコルドとして考えるんだそうです(多分^^;)。
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