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ユンタと共同作業
以前「言葉と歌と雰囲気(安里屋ユンタ)」で、「安里屋ユンタ」の「ユンタ」というのは、人の名前かと思っていた^^;ということを書きましたが、これは、歌の種類としてある言葉みたいですね。「〜ユンタ」という曲は、八重山地方ではかなりの数あるそうです。でも、その言葉の意味は、キッチリとは定まってないようですね。和歌を詠むみたいな?「詠み歌」が訛ったもの、共同作業みたいな?「結い歌」が訛ったものという説があるそうです。また歌の種類には、ほかにも「アヨウ」や「ジラバ」、「節」など、幾つかあったりします。これらは「〜ユンタ」と同じく「〜アヨウ」「〜ジラバ」「〜節」という感じで、曲名の末尾に添えられるようです。
それらの分類は、歌詞に書かれている内容や、その歌の用いられ方とか、歌われる場所などでするようですね。でも「ユンタ調」など「〜調」というような言い方もあるそうで、曲の途中から「アヨウ調」から「ユンタ調」へ変わったり、「〜節」の曲で囃子を「ユンタ調」にするというような場合もあるみたいです。その時々で場に合った歌を歌ったり、また調子をミックスしたりするのかな?なんて思ったりします^^;
「アヨウ」「ジラバ」「ユンタ」と言うのは、共に労働歌なので、仕事の内容で調子を変えつつ歌ってたのかもですね。朝昼晩でテンポの違う歌を歌ったという話があったり、また「節」は、屋内で聴かせるための歌ということなんですが、これも田畑で歌われてもいたという話もあったりします。それほどきっちりと使い分けをしていたのではなさそうですね。分けてた時代もあったのかな?…よくは分かりませんが^^;
先に書いたように「ユンタ」というのは、共同作業みたいな「結い歌」ということで労働歌なのですけど、みんなで揃って歌うことで田畑仕事は、はかどったそうですね。八重山地方の緯度的な位置を考えると、年中温暖で、特に夏は陽射しも強く、相当暑い…という印象なんですけど、そういう中で、体を動かして田畑仕事をするということは、体力の消耗も尋常ではない、と思ったりしますね。そういう時、歌でお互いをシンクロさせると、そのリズムがペースメーカにもなったりするのかな?。自身の無駄な動きを少なく出来るかもしれないですね。また力仕事などでは「せ〜の」みたいな感じで、同じタイミングに力を出せて、より大きな力を生み出せそうですね。心も体も集中できるかもですね。好きな歌だと元気もわいて来たり…かな^^?
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