にあぎ、さんさぎ…(二揚げ、三下げ)

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にあぎ、さんさぎ…(二揚げ、三下げ)


前回「三線の調絃(ちんだみ)」は、三線の調絃ということで、絃の合わせ方には「本調子」「一揚げ調子」「二揚げ調子」「三下げ調子」の4種類があるということで、「本調子」を基本調絃として各絃を上げたり下げたりするということでした。他にも「一二揚げ調子」というのがあるそうです。これは文字通り一、二絃を上げて「レ-ソ-ド(オクターブ上)」とするそうですが、それを全体に半音2つ分下げると「ド-ファ-シ♭」の「三下げ調子」と同じになるので「三下げ調子」で演奏してしまうそうですね。「一二揚げ」だと「本調子」から絃2本を変えなければならないので、1本だけで済む「三下げ」を使うのかな?…と思ったりします。

ところで、「三線の調絃(ちんだみ)」では、「一揚げ調子」は「ミ-ファ-ド(オクターブ上)」にすると書きましたが、ちょっと分らなくなってきました。一絃の音として「レ♯」とか「ミ」とか…あちこちで違ってたりするんですよね。因みに、沖縄古典音楽では、使われる頻度としては「本」「二揚げ」「三下げ」「一揚げ」という順らしいので、「一揚げ」はあまり気にせず^^;演奏したりするのかな?なんて思ったりしますが、八重山歌工工四(くんくんしい、またはくんくんしー?)を見ると数曲「一揚げ」の歌があったりします^^;(「工工四」は譜面のことなんです)。ということで、どちらか分らないのですが^^;

さて、八重山の節歌などを聴いて、その工工四をながめていると「あれ?」って思ったりします。本調子の歌だから、調絃は「ド-ファ-ド(オクターブ上)」って思って聴いたりするんですけど、そうじゃない場合があったりします。歌う人の音域に合わせて調絃するんでしょうね。でも音程的には「ド-ファ-ド(オクターブ上)」と同じ音程で、男絃と中絃が4度音程、中絃と女絃が5度音程になっているということなんでしょうね。なので、男絃を「レ」に合わせると、中絃、女絃は、それぞれ4度上の「ソ」、オクターブ上の「レ」になるんでしょうね^^;

余談ですが、現地の人の発音を聴いてみると「一揚げ調子」「三下げ調子」などを「いちあげ」「さんさげ」といった発音ではなく「いちあぎ」「さんさぎ」と発音するみたいですね。音というのも「うとぅ」と言ってたり…。そういうのは文字だけじゃわからないし、なかなか読み取れないですね。そういうのは沖縄の雰囲気が感じられていいですよね。それらを知った上で沖縄音楽に触れると、より楽しむ事も出来るかなって思ったりします^^



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