勘所について余談…^^;

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勘所について余談…^^;


今回はちょっと余談ということで^^;。まず勘所の読み方なんですが、こんな感じということで、図を載せましたけど、



- 三線の勘所 -

三線の勘所


  • 三線の棹(そー)から上の部分の画像(上2つ)と勘所の大雑把な図(下)です。
  • 下の勘所の向きは、左上の三線画像の向きに合わせています。
  • ゆえに、下から男絃(うーじる)、中絃(なかじる)、女絃(みーじる)となっています。
  • 「合乙老四上中工五」などが音を出す時の押さえどころ「勘所」です。
  • 灰色で囲んだ「合四工」は、各開放絃のことです。
  • 黄色い横線は、各絃のつもりです^^;
  • 実際の勘所の間隔は、右上の三線画像にある、四角い印の付近です^^;。
  • ここには、小さく切ったガムテープを貼っています^^;
    (棹の何cm目とかいうようになっているそうです)
  • 「四」を「よん」、「中」を「なか」と読む時もあるそうです(色々あるんですね^^;)。




色々調べていると、これとは別の読み方をする所もあったりします。例えば、中絃の「四」を「すい」と書きましたが「よん」となってたり、「中」を「ちゅう」「なか」…という感じです。沖縄古典音楽って沖縄本島や石垣島などの八重山の方にもあるし、色々流派みたいなのもあるそうで、それぞれで若干の違いがあったりするのかもですね。

次の余談ですが^^;、「尺」の位置について、工工四には「尺」と書いてあっても、調子の違いなどで、約15cmの所だったり約17cmの所だったりということでした。この「尺」の呼び方なんですが、色々調べてみると、前者を「尺」、後者を「下尺(したしゃくorげしゃく)」とする場合もあるみたいですね。「下尺(げしゃく)」といえば、約20cmの所もその名前ですが、この「約20cmの下尺」とは違うものとしてあるそうです。これについては、よく分からないですけど勘所の使う頻度でそう言ったりすることもあるのかな?って思ったりします。というのは…。

本調子の場合「合」を「ド」の音とすると「約20cmの下尺」の音は「オクターブ上のド」になります。そして「工」の音も「オクターブ上のド」の音となります。よって音程は「約20cmの下尺=工」ということになります。でも、音色を比較すると、三線の絃は男中女の絃毎に音色が違うので「約20cmの下尺」と「工」の音色は異なります。「工」は開放絃なので、弾いた時の音の伸びも違ってたりします。また弾き易さを考えると、開放絃の「工」の方を選んじゃうかと思うのですよね^^;。どちらを使うかってのは、弾く人や歌を作った人の拘りかと思ったりしますけど、因みに工工四で100歌ほど調べてみましたが「下尺」を使っているものはなかったです(歌の数はもっとあるので、どこかで使っているかと思いますが^^;)。という感じで「約20cmの下尺」を使うことが殆どない?ので、先程の「約17cmの尺」を「下尺」と呼ぶのかもしれませんね(多分^^;)。

更に余談…。工工四には三線の旋律だけでなく、歌の旋律も書いてあったりします。それも勘所で書いているんですけど、三線の旋律では使わない?「勺」「才」というものあったりします。他にも「凡」というのがあるそうです^^;



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