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アルバム『BGM』
とっても忙しかった1980年のYMOでしたが、翌年81年は、1月15日から5枚目のオリジナル・アルバム『BGM』のレコーディングに入るんです。発売が3月21日なので、レコーディング期間は1ヶ月程だったのかな?。聞くところによると、YMOは、所属していたアルファレコードのスタジオAを長時間継続して使うことが出来たみたいですね。『BGM』というアルバムには「ライディーン」や「テクノポリス」といった未来的で軽く明るい感じのテクノ・サウンドといったものからかけ離れた雰囲気のする楽曲が揃っていて、とても…「暗い」です。でも、その言葉で、まとめられるアルバムではなかったりします。
また、ジャケットも、これまでのメンバーの写ったものではなく、蛇口から出る水で歯ブラシを湿らせている(?)絵画だったりします。なんだかYMOを連想させる具体的なデザインはないので(薄くロゴマークは入ってたりしますが^^;)、焦点が定まらないというか、無意識の部分に訴えかけるような雰囲気もあります。まさに『BGM』という感じですね^^;。後に発売されたBOX CD『テクノバイブル』に付随の本によると、細野さん曰く「Beautiful grotesque music」と冗談で言っていたそうです。「美しく異様な音楽」ってところですか…。因みに「BGM」の一般的な意味は皆さんご存知の通り「Background music」ですよ^^;。まあ、それだけ「暗い」感じのするアルバム『BGM』だったりします。
でも、その「暗さ」が今も続く根強いYMO人気を作り出したと私は思ったりします。1980年のきらびやかなYMOを感じて、次なるアルバムはどうなるのか?ってファンは「ライディーン」や「テクノポリス」の延長線上の曲を期待していたと思うのですが、このアルバムの売り上げは、これまでと比べるとガクんと落ちたそうですね。YMOは海外レコード会社との契約もしていたのですが「作り直し」などという話も来たそうですよ(勿論作り直してないですけども)。
当時レコード屋に足を運ぶと『BGM』と『スネークマン・ショー』のジャケットが目立って陳列されていたのを覚えています。それ風景に何だか嬉しさ(?)を感じたりしました^^;。『BGM』の直接的に視覚へ訴えかけてこないジャケットに、YMOに抱いていた虚像?みたいなのが、上手く重ね合わさったのかもしれないです。あのジャケットゆえにカッコイイって印象を持ったのを覚えています。何か知的ものって感じで受け止めていたようなと思います。
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